ネット証券と店舗型証券の違いとは?
ネット証券と店舗型証券の違いとは?
街を歩いていると、野村證券や大和証券の店舗を見かけることがあると思います。
ではこれらの店舗型証券とネット証券の違いは何でしょうか?
ネット証券をおすすめする理由。店舗型証券のメリットも含めて紹介します。
ネット証券をおすすめする理由とは
ネット証券をおすすめする大きな理由は「手数料」の違いです。
例えば国内株式の現物売買手数料を見ると、10万円の約定金額であればネット証券は約0.1%ぐらいになります。
それに比べて店舗型証券の場合、約2%以上になります。
10万円で手数料が、100円と2千円、違いは一目瞭然だと思います。
なぜ手数料が重要かと言うと、投資はまずは赤字からスタートすると考える必要があるからです。
赤字というは手数料分を表します。
上記の例であれば、ネット証券は100円の赤字からスタート。店舗型証券は2千円の赤字からスタートとなります。
この手数料をしっかり頭に入れておかないと、黒字だと思ったら手数料で赤字になることもありえます。
手数料は売買にそれぞれ掛かりますので、その差はさらに大きくなります。
株取引を頻繁に行いたい方は、覚えておかないと絶対に損します。
ネット証券でも会社によって手数料は異なりますし、約定ごと・定額制のプランもあります。
自分の投資スタイルに合わせて選択しやすいのもネット証券の魅力です。
店舗型証券のメリットとは
ネット証券がおすすめですが、今でも店舗型証券を利用する方は多いです。
ではそのメリットは何でしょうか。
1.いつでも相談できる
どうしても人と相談して買いたいという方は、店舗型であれば解決できます。
口座開設も自分で行う必要が無いので、言われた通りに手続きすれば簡単にできます。
また担当者が付くので、プロのアドバイスが欲しい場合や、電話で相談・注文できるのもメリットです。
2.担当者が投資商品をオススメしてくれる
担当者がオススメしてくれるので、銘柄などを自分で探す必要がありません。
しかし購入した銘柄が大暴落したとしても担当者の責任にはなりません。
最後に選択するのは自分ですので、自己責任で投資は行いましょう。
3.IPO株(新規公開株)の裁量配分
初心者には店舗型のIPOはオススメしませんが、店舗型ならではのメリットはあります。
それが裁量配分と言って担当者の裁量でIPO株を分配してくれます。
分配先は証券会社にとって優遇したいお客様(お得意様)になります。
つまり初心者にとってメリットは無いので、IPO目的であればネット証券一択になります。
いかがだったでしょうか?
店舗型証券はネットが苦手な方にとってはメリットかもしれません。
しかしネット証券では、セキュリティもしっかりしてますし、手数料は圧倒的に安いです。
投資は人任せにすると失敗しますので、最初は少額から始めて、勉強のつもりで取引するのが良いでしょう。