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ネット証券の口座を複数開設するメリットとデメリット

ネット証券の口座を複数開設するメリットとデメリット

ネット証券は店舗型の証券会社含めて、各証券会社に付き1つずつ口座を持つことができます。
では複数口座を開設して利用するメリットやデメリットはあるのでしょうか?
1つで十分じゃないの?など疑問点を含め分かりやすく紹介します。

 

 

 

ネット証券会社の種類は?
ネット証券はSBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券・カブドットコム証券の他にも、国内だけで約20社は存在します。
つまりそれぞれ口座を開設することができます。
ほとんどの場合、開設費用・管理費用が無料となっているため、開設すること自体にデメリットは存在しません。
しかし、資産運用を目的として開設するのですから取捨選択はしたいですよね。
メリットとデメリットを知って、自分に必要なネット証券を選んでいきましょう。

 

 

 

複数の口座を開設するメリット
ネット証券を複数持っておくメリットは非常に大きいです。
その理由をいくつか上げてみます。

 

 

 

1.システムトラブルに強い
まれに起こるのがシステムトラブルによって売買ができなくなる状況です。
特に短期で売買する場合は、1つの証券会社ではリスクが非常に高いです。

 

 

 

2.IPO(新規公開株式)の当選確率が上がる
IPOは新規上場する株が購入できるため、高確率で株が上がり利益をもたらします。
人気のある株のため、抽選が行われ当選した人だけ購入が可能になります。
複数の口座を持っているだけで、確率が2倍、3倍となるため
これだけを目的に複数の口座を持っておくのは非常に有益です。

 

 

 

3.各ネット証券の強みを活かす
ネット証券にはそれぞれの強みがあります。
IPOの取り扱い数、ツールの使いやすさ、手数料の安さ、株主優待の利用など。
目的別に利用する証券会社を変更するのが良いでしょう。

 

 

 

例えば、IPOの取扱数が多いのはSBI証券です。
おすすめは他にもSMBC日興証券やマネックス証券があります。

 

 

 

ツールの使いやすさは楽天証券です。
スマホを使って外出先で株の取引をすることが多いなら、開設しておきたい証券会社です。
しかも楽天カードで投資信託を積み立てると楽天スーパーポイントが貯まります。

 

 

 

手数料の安さはライブスター証券や松井証券がおすすめですし、
株主優待なら松井証券がいいでしょう。

 

 

 

複数の口座を開設するデメリット

 

 

1.アカウント管理が大変
口座が増えれば増えるほど、管理するIDやパスワードが増えていきます。
また引越しなどで住所変更すると手続きもそれだけ増えます。

 

 

 

2.税金の払い過ぎになる可能性がある
口座開設する時に多くの場合「特定口座(源泉徴収あり)」を選択するのですが、それぞれの口座に対して課税が行われます。
そのため、一方が10万円の利益、一方が10万円の損失の場合、10万円の利益に対して課税されることになります。
1つの口座であればトータル0となり課税はされません。
但し、確定申告すれば過払分の還付を受けることが可能です。

 

 

 

3.メールが多い
ネット証券それぞれからメールが送られくるため、
管理をしっかりしておかないと、大事なメールを見落とす可能性があります。

 

 

 

まとめ
いかがだったでしょうか?
複数口座を持つメリット・デメリットはありますが、口座を複数作る場合は、最初にまとめて作っておくと手間が軽減されておすすめです。
2~3つのネット証券で口座開設するのが良いですが、自分の投資スタイルによって選んでみましょう。