骨密度を高める「MBP」とは?
牛乳の中から見つかった骨の新陳代謝を改善する貴重な成分「MBP」が今、たいへん注目されています。
MBPとはミルク・ベーシック・プロテインの頭文字から命名されたもので、牛乳にわずか0.005%しか含まれていない希少なタンパク質です。
そしてMBPには骨密度を高める機能が確認されています。
健康な成人女性を対象に行われたヒト試験では、手首に近い骨(橈骨)を調べた結果、平均3%の骨密度の増加が確認されています。
橈骨は、高齢者が転倒して骨折する部位として代表的な場所です。
では骨の新陳代謝を改善するとはどういうことか?
骨は骨を壊す破骨細胞と、骨を作る骨芽細胞の2つの細胞の働きにより日々、新陳代謝しています。
MBPはこの2つの細胞に直接働きかけるタンパク質です。MBPは破骨細胞にはたらきかけて骨からカルシウムやコラーゲンが過剰に溶け出すのを抑えます。
また骨芽細胞の量を増やすことで骨のコラーゲンを作りカルシウムが骨に定着するのを助けます。