赤ら顔の人がやってはいけないクレンジング
赤ら顔の人は頬や鼻の周りに症状が現れやすく、原因には生まれつきのものとそうでないものとがあります。
いかなる理由であっても、まずは肌に負担をかけないことが悪化を防ぐポイントになりますので、クレンジングの方法を見直すのは必須です。
人の皮膚の角質層の厚さはわずか0.02ミリほどしかありません。
非常に薄いために、毎日のクレンジングでも大きな負荷がかかっています。
普通に洗っているだけでも削っている可能性がある自覚を持たなければ、赤ら顔はどんどん悪化してしまいます。
やってはいけないクレンジング法として、ゴシゴシとこするのは厳禁です。
薄い皮膚を傷つけないようにするには、極力肌に触れずに洗いあげることが大切です。
角栓が気になる時等はその部分を綺麗にしたくて力を入れてこすることがありますが、そうすると皮膚が厚くなって更に状態が悪化しますし、赤ら顔にも良くありません。
角質層が厚くなって肌のターンオーバーが遅れることも症状を酷くする要因になりますので、十分に気をつける必要があります。
何で洗うかも大事なポイントです。
赤ら顔が気になり始めたら、できるだけ無添加のクレンジングを選ぶと安心です。
肌への優しさで選ぶことが重要であり、洗うだけであっても刺激物は避けなければなりません。
摩擦を避けられるために一般的な肌質の人に支持されることの多いオイルタイプは、刺激が強いので避けた方が無難です。
メイクはとてもよく落ちるのですが、皮膚の薄くなった状態の人には刺激が強すぎます。
拭き取りタイプのシートを利用する時には、こすらず押さえるようにしながらメイクを落とします。
ただし、シートタイプはこすらずに落とすことが難しいので、他に手段がない場合にのみ利用するという位置づけにした方が安心です。
もっともやってはいけないことは、ピーリング作用を持つクレンジングで洗うことです。
ピーリングは皮膚を弱い酸で溶かして洗う方法ですので、こすらなくても深刻なダメージを与えます。
元々薄い皮膚が更に薄くなると、肌中に水分を保持しておくことができなくなり、乾燥肌が悪化します。
乾燥すると更に赤ら顔が目立つようになるという悪循環に陥り、健やかな肌を取り戻すことが困難です。
いくつかのやってはいけない方法を続けていると、いつの間にか皮膚の抵抗力が著しく低下して以前よりも赤みが目立つようになるだけでなく、更なる肌トラブルに悩まされる可能性があります。