中性脂肪を下げる食事のポイントとは?
中性脂肪は人体にとって必要不可欠ですが、健康を害するほど過剰に蓄積してしまう原因は偏食が慢性化していたり毎食食べ過ぎてしまう事なので、食生活を全体的に見直していく事から着手していきつつ、中性脂肪を下げる食事を意識した献立メニューを考案しましょう。
食生活を見直す事により中性脂肪の数値が減少し始めるのは、2週間から1ヶ月が経過した頃という点を念頭に起きながら、これまでよりも魚介類を積極的に口にするようにします。
魚介類を積極的に摂取すべき理由は、魚介類にはDHAとEPAといった優れた油分が豊富に含まれている特性が挙げられ、魚類により各々が有している含有量には差異がありますが、サバやイワシは取り分けてDHAとEPAの含有量が多いです。
魚介類からDHAやEPAを摂取すると、粘度が高くなっている血液の粘度が低下し動脈硬化が予防に繋げられる上に、直接的に中性脂肪自体にアプローチし、速やかに数値が下げられるという作用もあります。
様々な調理方法が選べる魚介類であるが故に毎日の中性脂肪を下げる食事に取り入れやすいですが、最も中性脂肪を低下させる作用を高めたい時には、煮魚もしくは刺し身で頂いた方がより多くの有効成分が得られます。
また、中性脂肪を下げる食事では食物繊維を豊富に摂取する事もポイントなので食物繊維が豊富な野菜や海藻、きのこを頂くようにしましょう。
食物繊維は口から体内に摂り込まれた後、到達した腸内において中性脂肪やコレステロールが過剰に吸収されてしまう様子を防いでくれるので、偏食してしまったり食べすぎても中性脂肪が高まりません。
そして、毎日を元気に活動するためにはたんぱく質が欠かせませんが、たんぱく質を摂取すると中性脂肪が高まりやすいというジレンマがあるため、たんぱく質を摂取するためには植物性蛋白質を得る事がポイントです。
植物性蛋白質は納豆や豆腐といった大豆食品に豊富なので、和食を基本として献立を考えると自然に植物性蛋白質が摂取できるようになりますし、中性脂肪を下げる食事という観点ではこれまで洋食を好んでいた方も和食に切り替える事が大切です。
つまり、中性脂肪を下げる食事では調理に際して油はできるだけ使用しない方が良いという事になりますが、熱を通さなければならない場合は揚げるのではなく、焼くという調理方法を選べば油を使用せずに食材に熱が通せます。
さらに、和食において主食のご飯は白米は使用せずに玄米にすると、豊富な食物繊維により糖の吸収が減らせます。